皆さま、こんにちは。
ネミー太陽光ブログをお読みいただきまして、ありがとうございます。
今回は、太陽光発電システムを導入する上でお得な補助金について、お伝えします。
事例設定
補助金の支給は、自治体・市町村により、大きく異なります。
補助金の支給は、①国+②都道府県+③自治体(市区町村)を組み合わせて利用することが可能です。
今回は、例として東京都目黒区に新築一戸建てで4.5kWの住宅用システムを導入する場合に受給可能な補助金制度を調べました。
日本の住宅用太陽光発電の平均積載量(平均容量)は4.4〜4.5kWです。パネルの枚数で言うと20枚前後でこれくらいの容量が得られることが多いです。狭小住宅などの場合これよりも少なくなることもあり、逆に大きな平屋などでは12kWなど大容量の太陽光発電が載せられる場合もあります。
引用元:太陽光発電総合情報
目黒に新築一戸建て!?とお思いかもしれませんが、当社の所在地が目黒ということでご容赦くださいませ……。
①国の補助金制度
現在利用できる補助金制度はありません。
②東京都の補助金制度
「東京ゼロエミ住宅導入促進事業」と「住宅用太陽光発電初期費用ゼロ促進事業」というものがあります。今回は、そのうち「東京ゼロエミ住宅導入促進事業」についてお伝えします。
東京ゼロエミ住宅導入促進事業
ゼロエミ(ゼロエミッション)とは、次の運動の総称です。
生産や廃棄、消費に伴って発生する破棄物をゼロにすることを目的とする運動。国連大学が最初に提唱。日本でもダイオキシン問題が引き金となり、広く一般に注目されるようになった。生分解素材などを使用した環境に配慮したエコプロダクトなどは、その意図に沿った製品と言える。もはや全世界的な基準となりつつあるISOなどを中心に、各国の環境基準は高まる一方で、企業には環境に配慮した積極的な取り組みが求められている。
(引用元:コトバンク)
この補助金の交付を受けるためには、東京都の定める「東京ゼロエミ住宅」である必要があります。
東京ゼロエミ住宅とは、東京都が独自に定める「高い断熱性能を持った断熱材や窓を用いたり、高い省エネ性能を有する家電製品などを取り入れた住宅」です。
断熱性能や省エネ性能について、一定の基準をクリアした新築住宅が、との認証を受けて東京ゼロエミ住宅になります。
断熱性能と省エネ性能の認証基準は次の項目となります。
断熱性能
窓、ドア、壁、屋根または天井、床、外周部
省エネ性能
照明、暖房、冷房、給湯、浴槽、配管、水栓、機械換気
これらの項目等につき、「外皮平均熱貫流率」と「一次エネルギー消費量削減率」が一定の基準に達すると認証を受けることができます。
※外皮平均熱貫流率
(引用元:ホームズ君「よくわかる省エネ」)
※一次エネルギー消費量
一次エネルギーとは、火力・水力・太陽光など、自然から得られるエネルギーのことを指します。そしてこの一次エネルギーを変換や加工をして、利用しやすい形にしたものが二次エネルギーです。(都市ガス・電気など)
住宅で実際に消費する一次エネルギー量を計算する際は、空調や冷暖房設備や、給湯設備などの機器類が消費するエネルギーを合算して算出します。
(引用元:住むコトブログ)
【助成金額】
上記の基準をクリアした上で、太陽光発電システムを設置する場合に補助金が交付されます。なお、設定した予算を超える事前申請があった場合は抽選となります。
- 戸建住宅:単位住戸当たり70万円
- 集合住宅等:単位住戸当たり30万円
- 対象住宅に太陽光発電システムを設置する場合は、10万円/キロワットを追加補助あり(上限100万円)
(引用元:東京都「東京ゼロエミ住宅」の新築等に対する助成事業開始のお知らせ)
助成制度や認証制度の詳細については下記までお問い合わせください。
(助成制度について)
環境局地球環境エネルギー部地域エネルギー課
電話 03-5388-3533
(認証制度について)
環境局地球環境エネルギー部環境都市づくり課
電話 03-5388-3536
次回も、補助金についてお伝えします。都の助成事業である「住宅用太陽光発電初期費用ゼロ促進事業」と、目黒区の助成事業について、ご説明いたします。