皆さま、こんにちは。
ネミー太陽光ブログをお読みいただきまして、ありがとうございます。
今回は、先日設置が完了した太陽光発電システム施工事例をご紹介します。
施主様のご了承を得て、更地に太陽光発電システムを設置するまでを写真でご説明します。場所は、茨城県つくば市で、太陽光モジュール100枚という規模の太陽光発電システムです。
大まかな流れ
太陽光発電システムは、太陽光発電システムの部材である太陽光モジュール、モジュールを支える架台や杭等、モジュールで発電された電力を電線につなげるための機器を設置し、電力会社の系統へ連系します。その大まかな流れは、およそ次の通りです。
- 現地調査
- ↓
- レイアウト決め・資材搬入
- ↓
- 杭打ち
- ↓
- 架台・モジュール・その他機器設置
- ↓
- 電気工事
- ↓
- 連系
流れに沿って、今回は杭打ちまでご説明します!
現地調査
まずは、太陽光発電システムを設置する土地の調査をします。
太陽に向かってどのような角度に位置しているか、土地の広さと形はどうなっているかを調査し、モジュールの取り付け角度の検討もします。
モジュールの取り付け角度については、当ブログのこちらに説明しています。こちらの現場は茨城県で、下記の中では一般仕様の20度で取り付けることになりました。
昨年2018年6月18日に、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、一般社団法人太陽光発電協会、奥地建産株式会社により発表された太陽光発電システム設計ガイドライン、地上設置型太陽光発電システムの構造設計例によれば、以下の設計例が提示されています。
一般仕様:アレイ傾斜角度:20°、基準風速34m/s以下、垂直積雪量:50cm以下
強風仕様:アレイ傾斜角度:10°、基準風速40m/s以下、垂直積雪量:30cm以下
多雪仕様:アレイ傾斜角度:30°、基準風速30m/s以下、垂直積雪量:180cm以下
レイアウト決め・部材搬入
現地調査によって、設置する太陽光発電システムの構成部材を決め、それらをどのように土地に設置するかを決めたら、当社の技術担当部門でレイアウト図面を作成します。もちろん、施主様のご要望をお伺いし、それらが最大限反映できるよう図面に落とし込みます。
それらが決まったら、部材を搬入します。
架台の搬入の様子です。
モジュールの搬入の様子です。
杭打ち
部材の搬入が終わったら、土地を測量して部材を設置する位置の目印を土地につけて(墨出し)していきます。写真の三脚は、もしかしたら日常的に見たことがあるかもしれません。
設置位置の目印をつけたら、架台を支える杭を打ち込みます。
今回はここまでです。およそ部材搬入から杭打ちまで3.5日です。
次回は、架台やモジュール等の設置からご説明します。