蓄電池の導入をするなら、今です!!

皆さま、こんにちは。

ネミースマートミライブログをお読みいただきまして、ありがとうございます。

今回は、「蓄電池の導入をするなら、今です!!」と題してお送りします。

停電の不安は、都心でも!

この記事投稿の数日前、都心のタワーマンションで停電が起こりました。

不安な夜…”湾岸タワマン”停電 原因は?
https://www.news24.jp/articles/2020/11/23/07767713.html

記事によると、周辺のマンションを管理する電気室の分電盤などの故障が原因だったとのことです。これにより、以下の状況となりました。

  • オール電化で家庭内の機器が全部使えない
  • 冷蔵庫内の食糧がダメになってしまった
  • 電動柵の駐車場から車が出せない

このような事態に、冷蔵庫の主なものをクーラーボックスに入れ替えたり、夜が明けてからは簡易的なソーラーパネルを設置して、キャンプで使うバッテリーを充電してしのいだそうです。

結局、停電から復旧したのは16時間後。いかに電気が私たちの生活に重要なものかを考えさせられる出来事でした。

そういえば、2019年にも・・・

「タワーマンション」「停電」といえば、2019年に大規模な停電がありました。

武蔵小杉タワマンを停電に追い込んだ9000トンの水、意外な浸入経路を解明
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00154/00858/

2019年10月の台風19号によって、地下3階にあった電気設備への浸水から機能不全に陥ってしまったのが、停電の原因です。近くにあった多摩川の水位が台風の大雨によって上昇し、武蔵小杉駅周辺で氾濫をおこしました。

氾濫を知ったマンション住民の方々は、玄関や駐車場の出入り口に土のうを積んで対処し、住居内への浸水を防ぐことに成功しました。

しかし、このマンション地下4階の貯水槽に水が大量に流れ込みあふれてしまい、その1階上の地下3階電気設備が水浸しとなってしまいました。地下4階の貯水槽は、周辺地域の降水を一時的にためておく目的でしたが、そのキャパシティーを超えてしまったのです。その量、なんと9,000トン。降水では考えられない量です。

この結果、47階建てのタワーマンションの24階以下が電気が使えなくなってしまいました。このマンションは、1階から24階までと25階から47階までが別の電気系統となっており、1階から24階までの電気系統がやられてしまいました。

その結果、水をくみ上げる電気ポンプが使えず全戸で断水。トイレも使えなくなりました。さらに、エレベーターも動かず、階段を使っての移動ということに。

マンションでの災害対策には蓄電池!

これらのことを受けて、災害等による停電に強い住宅、特にマンションはどうあるべきかという議論が出てくるようになりました。

高層マンションに何が?「災害時の停電」対策は高性能蓄電池の開発!
http://sciencejournal.livedoor.biz/archives/5676186.html

この記事で言及されているのは、蓄電池でした。水の供給停止対策には貯水ですので、停電への対応として蓄電池の準備を考えるのは自然ではないでしょうか。

実際、東日本大震災では「輪番停電」が実施されました。その中でも、電気を使い続けなければいけない病院などは、その対応に大わらわだったことは印象的です。蓄電池があれば、そのような心配がなくなります。

太陽光と組み合わせて蓄電池を設置する

そこで、太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせて活用することを是非お勧めします。太陽光発電の発電容量が10kW未満の場合と、10kW以上の場合とで分かれます。

太陽光発電の発電容量が10kW未満の場合

太陽光発電の発電容量が10kW未満の場合は、固定価格買取制度(FIT)の期間終了後を見据えて考える必要があります。FIT期間は10年間なので、もうそろそろ期間終了が見えてくる方も多いはずです。

FIT期間を過ぎると、売電価格は7円~9円/kWhになってしまいます。2020年度の調達価格が1kWhあたり21円なので、約3分の1になってしまいます。

太陽光発電システムと共に蓄電池を導入すれば、売電に回していた電気をそのまま貯めることができます。電気料金は、一般的に1kWh当たり20円~30円程度ですので、売電するよりも1kWh当たり10円~20円程度お得です。

さらに、非常用電源として蓄電池を使うことも可能です。マンション全体での導入という話になれば、例えば水道の汲み上げポンプなど、重要な共用設備に太陽光発電と蓄電池の電気を優先的に使用し、停電時でも最低限の設備を稼働できるようにすることで、災害に強いマンションとして付加価値を付けることが可能です。

個人で導入する上でも、災害時における自宅の電気機器の電源として蓄電池は大活躍することでしょう。

太陽光発電の発電容量が10kW未満の場合

太陽光発電の発電容量が10kW以上の場合は、FIT期間は20年間です。この規模だと、まだまだ発電した電気を全て売電する全量買取のメリットが大きく、あまり蓄電池を導入するメリットはありません。

ただし、災害から私たちを救ってくれる設備として考えれば、導入するメリットがあると考えても良いかもしれません。

★ここ以下を編集する!

マンションが太陽光発電・蓄電池を導入するメリット


マンションやアパートなどに太陽光発電設備や蓄電池を導入するメリットをご紹介します。特に、マンション等へ太陽光発電と蓄電池の導入をご検討中の「オーナー様」は是非参考にしてみてください。

メリット

以下で、いくつかのメリットをご紹介していきます。

家賃収入以外の安定収入が期待できる
マンションに太陽光発電を導入した場合、発電した電気を売電することができるようになるため、家賃以外の収入を期待できるというのが大きなメリットになります。もちろん、共用部分の電気代削減効果も期待できます。

デッドスペースの有効活用
マンションなどは、広大な屋上スペースがあるものではないでしょうか。安全性のことを考えて開放されることは少ないでしょう。太陽光発電の導入は、こういったデッドスペースの活用になり、上述したような収入を期待できます。
なお、、マンションの屋根部分は、日当たりが良い場合が多いため、太陽光発電の設置には非常に適しています。また、屋根の断熱性を向上させることもできます。

『付加価値』がつく
太陽光発電や蓄電池を導入すると、「省エネ・創エネ」という付加価値が与えられます。「太陽光発電の設置で、各家庭の電気代負担を軽減します!」といえば、他の物件との大きな差別化ができ、入居率が上がる可能性があります。入居率が高くなれば、家賃の高騰にもつながります。

デメリット


マンションへの太陽光発電・蓄電池の導入には上記のようなメリットが存在しますが、その一方で、いくつかのデメリットもあります。

導入費用がかかる
最も大きなデメリットは、太陽光発電と蓄電池の導入のために多額の初期投資が必要になるという点です。また、定期的なメンテナンスでランニングコストも必要になります。

すでに入居者がいる施設では導入が難しい
すでに入居者がいるマンションでは、導入したくてもなかなか導入できないという問題があります。設置工事を進める場合には、騒音なども発生します。したがって、入居者全員に丁寧にメリットなどを説明し、同意してもらう必要があります。

このように、メリットデメリットはありますが、災害対策という点では、蓄電池はとても「買い」ですので、マンションを所有されている方はぜひご検討ください!

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