ネミーがオンラインストアを開店!!

皆さま、こんにちは。

ネミー太陽光ブログをお読みいただきまして、ありがとうございます。

今回は、「ネミーがオンラインストアを開店!!」と題してお送りします。

ネミーオンラインストア始めました

突然ですが、当社ネミー株式会社が、オンラインストアを始めます。

画像をクリックしていただくと、「ネミーオンラインストア」へアクセスできます。

どうしてネミーがオンラインストアを始めたのか。その顛末をご覧いただければと思います。

マスク販売で大騒ぎ

今年(2020年)の春、巷(ちまた)は新型コロナウイルスに大きな影響を受けました。生活そのもの、あるいは経済活動まで、すべての領域においてコロナを理由として制約を受けたことは、この記事をアップしてそんなに経たない間にご覧の方にはまだ記憶に新しいかもしれません。

そのような状況下、私たちはコロナで制約を課されて苦しんでいる、悩んでいる方々に何かできないかと考えました。そこで出した結論が、「マスクを売ろう!」でした。

とは言うものの、太陽光発電システムやその部材、当社の元からの基幹事業である産業用空調機オプション部材などの販売の経験はあるものの、マスクを売った経験はありません。どうすればええんや……。※ネミーは東京の会社です。

マスクを売るための体制、ノウハウなどを整える暇もなく、マスクの仕入先が決まり、仕入れスケジュールが決まり……。当社はこのあたりのスピードがえらく速いので、あっという間に「マスクを仕入れて売る」という話が決まりました。

販売の対応に抜擢(?)されたのが、管理部門。一般的に管理部門は、経理、総務、人事、労務、法務など「バックオフィス」と言われています。販売や顧客対応をする人を後方から支援する役割です。当然、仕入れ、受注、販売、お客様対応などの経験は無いに等しいということになります。

そんな管理部門が徒手空拳で受注して販売するための業務フローを大急ぎで作りました。

「とにかく共通のスプレッドシートを作って管理しよう」

「発注書ってあるの?ない?作らなきゃいけないの?」

「お客様に何を記入してもらえればいいの?」

「問合せの宛先メールアドレスを作ろう!」

「問合せメールアドレスのスペル、間違えて案内してしまいました!」

「もしかしたら、質問や問合せ内容を記録に残しておいた方が良いんじゃない?」

マスクの仕入れの流れは止められないので、慌てて体制とフローを整えます。しかし、勝手を知らないので、一つ一つ試行錯誤をしながら、お客様にご案内をしていきました。

ときはコロナ禍による「Stay Home」の真っ最中で、当社もリモートワークを実行しておりました。FAXや電話対応の担当、受注のありがとうございましたメールを送る担当、メールでの問い合わせに返答する担当などを、各自の仕事場所(会社、家)で行えるよう調整しました。

マスクがたくさん売れた!

そんな大騒ぎをしながらマスク販売のご案内をしたところ、注文が殺到!当社が月に2回配信しているメールマガジンを使ってお知らせをしたところ、たくさんのご発注のメールをいただきました。

メールマガジンの文末には、マスク販売をした理由を以下のように記載しています。

日頃からネミーグループを守ってくださっている会社様に感謝の気持ちを込め、皆様が安心して暮らしていける環境をつくりたい、今できることは何でも行いたいとの一心から、この度のマスク販売に踏み切りました。

もちろん転売目的ではなく、この日本の状況を見て(当時は)マスクが不足しているから、どうにかしよう!という意図で販売をしました。たくさんの方にお買い上げいただき、当社がお世話になっている方々に大きな貢献ができたと考えております。

この状況は、きっとすぐには止まない

このマスク販売を一過性のものにするには、あまりにもコロナ禍が常態化していました。太陽光発電システムなどを売っているネミーでも、衛生用品を販売するという形で引き続きお客様のよりよい生活に貢献できるのではないかと考えました。

また、販売を続けていくうちに、通常のマスクは店頭にも並ぶようになりました。しかし、その他の衛生商品などはまだ需要があるにも関わらず、必要な分が届けられていないのではないかと考えました。そこで、マスクだけではない、衛生商品などを広く販売しようということになりました。

しかし、そのためにまた同じ体制で販売を続けていくのは得策ではありません。そこで、ECサイトを作ろうという話になりました。そうして作ったのが、ネミーオンラインストアです。受発注の対応をサイト上のシステムを利用して自動化すれば、引き続き対応が可能になります。

会社様にも、個人のお客様にも

当社ネミーは、ビジネスモデルは「B to B」です。簡単にいうと、「会社様相手に物を売る」というかたちで製品を売ってきました。ただ、個人のお客様を対象に太陽光発電システムを販売する「直販」という形態でビジネスもしていますが、売り上げの多くは会社様によるものが多いです。

このネミーオンラインストアは、個人のお客様にも広くご購入いただけます。例えば、「洗える冷感マスク」という商品は、10枚セット1000枚セットの2種類をご用意しています。前者は個人のお客様が購入することを想定しています。後者は、まさに「業務用」の量で、会社単位でのご購入を想定しています。

ネミーが日頃お世話になっている方は、会社も個人も両方いらっしゃいます。だから、そんな方々へ何かお役立ちできるものを提供したいという当初の考えが反映されたつくりになっています。

DX(デジタルトランスフォーメーション)を日本の製造業に

このネミーオンラインストアは、大きな可能性を秘めていると私たちは考えています。例えば、このシステムを利用して産業用空調機のオプション部材である「架台(がだい)」などもこちらでワンストップ購入ができるのであれば、お客様にとっても助かるのではないでしょうか。

日本の製造業はすでに停滞しており、斜陽産業だと言われて久しいです。たしかに、「JAPAN as NO.1」と謳われた高度経済成長期の勢いは、今の日本にはありません。ただ、その勢いを下支えしたモノづくりの精神、精密な正確さを実現する技術などの無形の財産は、幸いにもまだ生き残っています。

DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉があります。AIなどのデジタルテクノロジーを駆使して、ビジネスモデルをより効率的・便利にすることをいいます。2020年現在、いまだに「紙での請求書」「双方押印された紙の契約書」などが必須であるとする会社があります。規模が大きく、業務システムの変更が容易にはできない会社がその傾向にある印象があります。

そういった会社を中心としてビジネスが回っていることが多いので、関係する会社は、その大きな会社に右へ倣えで、紙で請求書や契約書を取り交わさざるを得ないという状況がそこかしこに発生しています。DXが進まないことで国内外の競争相手に後れをとってしまい、せっかく日本が持っている無形の財産、みすみす無駄にするわけにはいきません。

当社も製造業の分野で50年仕事をし続けています。歴史は長い方ですが、そんな当社が率先してDXに取り組むことで、日本の製造業を勢いづかせたいという目論見があります。

その一手としての、ネミーオンラインストア。今後もきっと進化を続けていくことになると思います。これからもお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします。

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