太陽光×マイニングはとってもオススメ! 電気代を削減して短期的な利益も狙える仮想通貨の脱炭素計画とは

仮想通貨の新規発行が行える「マイニング」の競争率は年々高くなっており、マイニングするために必要な電力をどのように得るのか課題になっています。その電力の供給源として注目されているのが太陽光発電です。売電価格が年々下がる太陽光発電をマイニングに利用することで新たなメリットが生まれると考えられています。
今回は太陽光とマイニングについて解説します。

太陽光発電の魅力が半減しつつあるなか生まれた新商品

2012年、再生可能エネルギーを固定で買い取る「固定価格買取制度(FIT)」が制定されました。FIT法の施行と共にグリーン投資減税等による100%即時償却が認められ、再生可能エネルギーの普及を国が後押ししました。
太陽光発電事業はメリットの大きい節税商品・早期回収可能な投資商品として急速に普及していきました。しかし、無数の業者の参入による発電所の乱立や、一般消費者の不安軽減のためにFIT単価が下落し続けています。さらに優遇税制の縮小により、太陽光発電事業への魅力は半減しつつありました。回収はできても「償却できない」従来型の太陽光発電所単体としての事業は過渡期を迎え、以前のようにメリットを享受できる魅力的な太陽光発電商品の販売ができない時代に突入してしまいました。

現在の優遇税制制度は、自家消費する電力に関しては100%の償却を認めています。一方、使い切れない「残った電力をどうするか」などの問題もあり、現在までメリットのない制度だと考えられてきました。

そこで、自家消費の範疇でいかに効率よく電力を使い、かつ安定した収益をあげられるかに着眼した結果、発電した電力を自家消費して優遇税制を受け、投資金額を回収しながら安定した利回りを生み出す「DSM(Dynamic Solar Mining)」という太陽光とマイニングを組み合わせる新商品が生み出されました。

マイニングとは

マイニングとは「取引データを承認する作業」のことで、作業に対する報酬は新しい仮想通貨で支払われます。
大量の石の中から僅かな金などを採掘するのに似ていることから「マイニング」と呼ばれています。
マイニングをする人のことを「マイナー」と呼びます。
すべての取引はブロックチェーン技術で管理され、世界中の人が安心して仮想通貨の取引ができるようになっています。

ブロックチェーンでは、仮想通貨の個々の取引データを「トランザクション」と呼び、それぞれのトランザクションをまとめて一つの「ブロック」を作ります。
そして、ブロックには「いつ」「誰(どのアドレス)が」「どのくらいの量の仮想通貨を取引したのか」といった重要な情報が書き込まれていき、その取引情報を第三者がチェックして承認しています。

取引データの記帳作業にはコンピューターで膨大な計算をする必要があり、計算に成功して記帳が完了すると仮想通貨を手に入れることができます。

仮想通貨が得られるのは、一番早く作業を終了させた人のみであり、いかに早く計算処理できるかが成功する秘訣になります。
マイニング作業は、超高性能コンピューターにより膨大な量の計算を繰り返し行う必要があり、電力をかなり使用する為、電気代の安さはマイニングにとって非常に重要です。
電気代がかかるとマイニングの報酬にも影響が大きいので、できるだけ電気代がかからない国でマイニングすることが最適とされています。
そのため、電力コストが高くつく日本での大規模なマイニングファームは不利とされ、大手各社は電気代が安い国で行っているのが実情です。

マイニングのメリットは以下の通りです。
・誰でもマイナーになれる
・これから価値が上がりそうな仮想通貨を手に入れられる
・コンピューターなどの機材の即時償却ができる

仮想通貨は発行数が限られているので、暴落することもあるなど不安定な通貨というイメージも大きいですが、価値が上がりやすいと考えられており、投資として非常に魅力的であると注目を集めています。

太陽光×マイニングのメリット

太陽光×マイニングのメリットは以下の通りです。

・中小企業等経営強化法による即時償却が可能
・太陽光発電所を含めたマイニング設備は稼働初年度に即時償却
・仮想通貨の採掘により短期的な利益を形成
・マイニング事業開始から、約5年で設備代の回収を目指す
・マイニングに必要な電気を太陽光発電所で電力供給することで、膨大な電気代を削減

太陽光とマイニングの組み合わせがオススメ

マイニングで儲けるには高性能なコンピューターを使う事が必須となります。倉庫一杯になるほどのコンピューターを必要とすることも珍しくなく、かかる電気代は莫大です。
コストを押さえるには、電気代をいかに抑えるかがポイントになってきます。

太陽光発電所の敷地内に設置されたマイニングマシンに、併設の太陽光発電設備から電気を供給してマイニング事業を行うことで、膨大な電気代を削減することができます。

100円分の電気を売電しても100円にしかなりませんが、100円分の電気を使ってマイニングを行い、成功して得た仮想通貨を売ることで100円以上のリターンが見込めるでしょう。

仮想通貨の採掘により短期的な利益を形成し、電力を二次利用することでさらに利益を生み出せる「太陽光発電とマイニング」の組み合わせはオススメといえるでしょう。

太陽光とマイニングでできる節税

マイニングには高性能のPCや機器を使用し、膨大な電力を消費します。電力の使用が多ければ多いほど、より高性能な機器を投入できます。
性能の上昇は、直接収益に繋がるのです。つまり、マイニングは動かせば動かすほど、収益を生み続ける事業なのです。マイニングはコンピューター設備さえ準備すれば誰にでも始められます。
マイニングでは24時間365日休まず専用の機器を稼働させるため、膨大な電気が必要となります。
そこで、膨大な電気代を賄うために、太陽光発電所を併設します。この設備は「中小企業等経営強化法」を使って、100%即時償却が可能です。

即時償却とは、大型機械に設備投資を行った際にかかった費用を、事業初年度に経費として一括計上できることを言います。
そのため、「一括償却」と呼ばれることもあります。

通常、設備投資を行った場合、定められた耐用年数を元に毎年一定額を経費として計上していく減価償却を行います。
しかし、即時償却になると、1年目に一括で経費として計上できます。

太陽光発電設備もあわせて設置した場合、こちらも即時償却できます。
マイニング事業開始から、3〜5年で設備代の回収を目指します。

また、太陽光発電設備は全量売電では即時償却できません。
マイニングで自家消費するからこそできる節税方法です。
事業で収益が上がった年に導入すれば、非常に大きな節税効果が期待できるでしょう。

税制申請手続きの流れ

税制申請手続きの流れは以下の通りです。

① 太陽光発電×マイニング事業を展開している会社と契約締結
②契約締結後、経産局への申請〜取得を行う
③経営力向上計画の申請〜認定取得を行う(所要期間:約1ヶ月半程度)
④設備の取得(運転開始)

上記を事業年度末(決算期末)までに完了させることにより、設備代金の全額が即時償却可能となります。

海外の太陽光×マイニング例

海外の太陽光×マイニング例は以下の通りです。

SquareとBlockstreamの協同取り組み

1つ目は「SquareとBlockstreamの協同取り組み」です。

米決済大手のスクエア(Square)は米ブロックチェーン技術プロバイダーのブロックストリーム(Blockstream)と共同で、太陽光発電を利用したビットコインマイニング施設の建設を目指しています。
今回の取り組みは、ビットコインマイニングが100%再生可能エネルギーによって行われるよう促すことが目的です。

Square:500万ドル投資
Blockstream:施設の建設とマネジメントのノウハウを提供、施設はブロックストリームの既存施設に設置される予定

米モンタナ州の大規模な仮想通貨マイニング施設の建設計画

2つ目は「米モンタナ州の大規模な仮想通貨マイニング施設の建設計画」です。

米モンタナ州で、太陽光発電を利用した大規模な仮想通貨マイニング施設の建設計画が持ち上がっています。モンタナ州ビュート市で検討されているのは、年間300メガワットの再生可能エネルギーを発電する、2億5000万ドル(274億円)規模の太陽光発電施設の建設プロジェクトです。約6.5平方キロメートルを利用し、施設の高さは約3.7メートルになる見込みです。年間300メガワットの発電量は4万戸以上の住宅をまかなえる量で、実現すれば全米でも有数の太陽光発電施設になるでしょう。

このプロジェクトを進めているのが、Madison River Equity社です。この企業の親会社はFX Solutions社で、仮想通貨マイニング事業を行うAtlas Power社という企業も運営しています。新たな発電施設は、Atlas Power社が州から許可を得ている75メガワットのマイニング事業に電力を供給するために利用を予定しています。

Atlas Power社は電力消費の大きいASICマシンを使ったビットコインからGPUプロセッサによるイーサリアムのマイニングに移行を始めています。
最新のGPUを導入したことで、同社の電力消費量は25メガワットまで大幅に削減できたので、許可されている電力範囲内でさらにマシンを稼働させるため、新たに8つの建物を建設する予定です。

まとめ

今回は太陽光とマイニングについて解説しました。以下、まとめになります。

・マイニングに必要な電気を太陽光発電所で電力供給することで、膨大な電気代を削減
・電力を二次利用することで、マイニングに成功して得た仮想通貨を売ることで短期的な利益を形成することができる
・太陽光発電所を含めたマイニング設備は稼働初年度に即時償却可能

太陽光発電で作り出した電気をマイニング設備へ自家消費として使うことで、膨大な電気代を削減するだけでなく、即時償却することができます。さらにマイニングによって得た仮想通貨を売ることで収益を得ることができます。そのため、太陽光発電×マイニングは非常にオススメといえるでしょう。仮想通貨を始めてみようと思っている方はぜひ太陽光発電もセットで考えてみてはいかがでしょうか。

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