皆さま、こんにちは。
ネミー太陽光ブログをお読みいただきまして、ありがとうございます。
今回は、太陽光モジュール(パネル)を設置する太陽光架台の取り付けについてお伝えします。
太陽光発電システムの設置方法は、主に「野立て」と「屋根置き」の2つです。
野立て(型)太陽光発電システム
野立てとは、太陽光モジュールを土地に設置して、比較的大きな規模の発電をする目的で設置されます。
広大な土地に数多くの太陽光モジュールを設置し大規模な発電を行う「メガソーラー」と呼ばれる太陽光発電システムは、主に野立てであることが多いです。
屋根置き型太陽光発電システム
屋根置きとは、文字通り建物の屋根の上に太陽光モジュールを設置し、建物内での電力消費などに役立てるタイプのために用います。
写真は海外のものですが、日本国内でも広く屋根置きタイプの太陽光発電システムが普及しています。電車内から見える一戸建ての住宅の屋根に太陽光モジュールがくっついている様子、よく見る光景ではないでしょうか。
屋根置き型の太陽光発電システムは、出力が比較的少ないタイプです。どちらかというと電気をつくって売って莫大な収入を得るというものというよりは、発電したものを住宅内で使用するなどの規模の比較的小さなシステムであることが多いです。そもそも、屋根という限られたスペースにしか太陽光モジュールは置けませんので、必然的に小規模になるのです。
屋根にモジュールを設置するのに大事なものは?
屋根置き型の太陽光発電システムで特徴的なものといえば、モジュールが屋根から落ちてしまわないようにしっかり固定する太陽光架台でしょう。屋根には傾斜があることが多く、また住宅は密集していることも多いので、傾斜による重力にも耐えるよう固定することが必須となります。モジュールを固定する架台、そしてさらに架台を屋根に固定する取付金具が大変重要になるのです。
このような形状をしています。
(写真提供元:スワロー工業株式会社ホームページ)
屋根の形状に合わせて、適切な取付金具を選定します。
屋根の形状による取付金具の種類
横葺や段葺と呼ばれる屋根の形状では、次のような施工をして架台を取り付けます(写真は横葺の事例)。
(写真提供元:スワロー工業株式会社ホームページ)
この事例で使用している取付金具は、こちらの金具です。
(写真提供元:スワロー工業株式会社ホームページ)
屋根の形状に応じて、太陽光架台を固定する取付金具は様々な種類があります。太陽光発電システムは、多くの部材から構成されています。モジュールやパワーコンディショナーなどが目立ちますが、このような部材もあってこそ太陽光発電システムが成り立ちます。
次回も屋根の形状と取付金具についてお伝えいたします。