皆さま、こんにちは。
少し涼しくなってきましたね。
涼しくなったらなったで、体調を崩しがちですが、
皆さま健やかにお過ごしでしょうか。
今回は、太陽光発電システムでよく言われる「高圧」「低圧」「住宅用」などの種類分けについてお話します。
「低圧」「高圧」
太陽光発電システムは、電気事業法上「低圧」「高圧」に分けられます。
- 低圧:発電出力が50kW未満のもの
- 高圧:発電出力が50kW以上のもの
発電出力とは?
太陽光発電システムの能力を示す数値。
この値が大きいほど、同じ日照条件でより多くの電気を発電できます。
発電出力が大きければ大きいほど、より多くの電気を使えるようになります。
発電出力の計算
発電出力は、太陽光パネルの合計出力と、パワーコンディショナーの合計出力のどちらか小さい方になります。
例えば、1枚200Wの太陽光パネルが20枚あり、パワーコンディショナーの出力が6kWであったときの太陽光発電システムの場合は、
200w × 20枚 = 4kW(4,000W)4kW < 6kW
となり、この太陽光発電システムの発電量は、
4kW
となります。

「住宅用」「非住宅用」
太陽光発電システムは、改正FIT法上でも分類されます。
- 住宅用:発電出力が10kW未満のもの
- 非住宅用:発電出力が10kW以上のもの(※)
※非住宅用の中でさらに細分化されていますが詳細な説明は省きます。
改正FIT法とは?
「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」の略称。太陽光などの再生可能エネルギーで発電された電気を、国が定める価格で一定期間電気事業者が買い取る固定価格買取制度(Feed-In Tariff)を義務付ける法律。

この改正FIT法による分類は、主に売電価格の違いを判断するために使います。
売電価格は国により決められますが、経済産業省のHPによると2019年度の売電価格は次のようになっています。
- 住宅用(10kW未満):24円(条件により26円・いずれも税込)
- 非住宅用(10kW以上):14円(税別)(※)
※非住宅用の中でも500kW以上の売電価格は入札になります。
全体的な傾向では、年を追うごとに売電価格は下がっていっています。
低圧にするか、高圧にするか
太陽光発電システムを設置するには、まず低圧にするか高圧にするかを決める必要があります。それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
低圧のメリット(⇔高圧のデメリット)
- 設置費用が抑えられる(⇔高くなる)
- 様々な手続(※)が不要になる(⇔手続が煩雑)
高圧に必要な手続
- 管轄消防署等への保安規定の届出
- 電気主任技術者の選任
- 変圧器(キュービクル)の設置
高圧のメリット(⇔低圧のデメリット)
- 1kWあたりの設置費用が抑えられる(⇔高くなる)
- 売電収入が大きくなる(⇔小さい)
個人のお客様で、太陽光発電システムの設置をご検討の方はおそらく住宅用、あるいは非住宅用でも低圧の範囲内でお考えいただくのが一般的でしょう。
ただ、少しでも多く発電したいとお考えかと思います。
そこで、パネル過積載
という方法がありますので、ご紹介いたします。
「パネル過積載」というお得な方法
50kW未満の出力のパワーコンディショナーに50kW以上の出力の太陽光パネルを接続する方法です。パワーコンディショナーの出力と太陽光パネルの総出力のうちどちらか低い方を判定するので、この場合低圧と判定されることになります。
過積載の場合、パワーコンディショナーの出力を超えた電力は得られません。しかし、太陽光パネルの最大出力ギリギリまで発電できるほど好天に恵まれ続けるほど条件の良い立地はそうありません。むしろ、太陽光パネルの最大出力を超えるほどの発電ができる時間は少ないことが多いのです。
パネルの過積載をしたときには、 短期間しかないピーク時の電力をカットしたとしても、朝夕の日照量の少ない時間帯でも発電量を確保でき、時間帯によるムラが出にくいのです。

これまでの売電価格の低下傾向を考えると、少しでも多くの売電収入を得ることが必要となってきます。そのため、現在ではパネルの過積載が主流になっています。
当社は、お客様の要望・ご予算等に応じて、どのような規模の太陽光発電システムが最適かを考えご提案しております。太陽光発電システムを構成する部材はその種類も多く、どの部材を組み合わせれば良いかは、専門的な知識が必要です。太陽光発電システムの導入をご検討の際には、お力になります。お気軽にお問合せください。