皆さま、こんにちは。
ネミー太陽光ブログをお読みいただきまして、ありがとうございます。
今回のテーマは、「太陽光発電システムと蓄電池とエコキュートと」と題しまして、今後需要の高まりそうな自家消費のカタチの1つをお伝えします。
なぜ自家消費か?
太陽光発電は、導入直後はその発電により電気を売って収益を得るやり方が大勢を占めていました。大きな設備、大きな売電、大きな収益です。しかし、その売電の単価(調達価格)が年を経るごとに下がっていき(公的な取り決めです)、その収益による旨味が少なくなってきています。
そこで、売電による収益を考えるのと同時に、新たな方法が台頭してきます。それが自家消費という方法です。自家消費とは、自分で使う電気は自分で生み出し、今まで電気料金として支払って「買っていた」電気の支出を抑えます。売電収入という「収入を増やす」方向ではなく、電気料金抑制という「支出を抑える」という方向です。
さらに、自然災害による被害が近年クローズアップされてきています。「自分たちの地域で電気を確保し、有事の際にはその電気を使う」ことが推奨されはじめています。自家消費型の太陽光発電システムを導入する際の支援の条件として自家消費比率の下限が定められたことは、国をあげて自家消費型の太陽光発電システムを導入しよう!という現れではないでしょうか。
ご自宅での自家消費にマッチする「蓄電池」と「エコキュート」
ご自宅で太陽光発電システムを利用される方にとっては、蓄電池とエコキュートは大変お勧めです。まず、自家消費型とするためには蓄電池がほぼ必須といってよいでしょう。自家消費比率を上げるためには、太陽光で発電できない夜間にも電気を使えるようにしておきたいですね。そのときに、昼間蓄電池に貯めておいた電気を使います。
ご家庭でのエネルギー使用において、そのかなりの割合を占めるのは実は給湯です。ご家庭でのエネルギー消費において、給湯が占める割合はなんと30%(2018年一般財団法人日本エネルギー経済研究所調べ)になります。
そこで、給湯をより効率的に(電気代を安く抑えて)できる「エコキュート」が、自家消費型太陽光発電システムにはマッチするのです。エコキュートは、空気の力を借りて少ない電力で給湯ができるシステムです。鬼に金棒とはまさにこのことではないでしょうか。
蓄電池とエコキュートとの組み合わせはお勧めです
まとめると、次のようになります。
太陽光発電システムをご家庭に導入すれば、まず自分で発電することで電気代の節約が可能に。
さらに、蓄電池を設置すれば、昼間発電した電気を夜間の使用に回すことができ、電気代の節約度合いがよりアップ。
さらにさらに、エコキュートも設置すれば、その電気をより効率的に使うことができる。
次回は、その②として、エコキュートの仕組みと自家消費型太陽光発電システムのお得な使い方をお伝えしたいと思います。