皆さま、こんにちは。
ネミー太陽光ブログをお読みいただきまして、ありがとうございます。
今回は、前回に引き続き、蓄電池についてお送りしたいと思います。前回は蓄電池とはどのようなものかをお伝えしましたので、今回はさらに突っ込んでどの蓄電池をお勧めするかをお届けしたいと思います。
高まる住宅用蓄電池の需要
この記事を書いている最中に、以下のニュースが出ていました。需要広がる定置用蓄電池、世界出荷量は2025年までに7倍以上に拡大か
平均すると電力料金が上昇する傾向にあること、FIT買い取り価格が下落することで余剰電力の自家消費につながること、電力の安定供給のための需要などが拡大することなどから、今後の定置用蓄電池(Energy Storage System、以下ESS)市場の高成長を予測している。2025年のESS世界出荷容量6万9892MWh(予測)のうち、住宅用ESS世界市場規模はメーカー出荷容量ベースで1万1943MWhと予測した。
定置用蓄電池(Energy Storage System)の設置先別世界市場規模推移・予測 出典:矢野経済研究所
(記事引用元:スマートジャパン)
さらに、蓄電池を購入するタイミングは、前回の記事より、太陽光発電システムを設置するときがお得であるとお伝えしました。
本来であれば、太陽光発電設備用と蓄電池用それぞれにパワーコンディショナーが必要です。しかし、このシステムを使えば、変換によるエネルギー減少を抑えて結果的に変換効率を上げることができます。
また、パワーコンディショナーは精密機器なので、太陽光パネルやパネルを支える架台に比べて、故障のリスクが高く交換費用がかかります。そのような機器が2台必要な場合と1台で済む場合とではどちらが良いかは明白ですね。
また、大型台風による停電被害時にも、蓄電池のメリットは大きいことが注目され始めています。台風15号の千葉県大停電で 太陽光発電と蓄電池が再注目
台風15号による千葉県の大停電で、太陽光発電と蓄電池に再度注目が集まっている。暗い夜を過ごしている横で、普段通りに冷蔵庫やエアコンが使えたからだ。
(中略)
今回の停電で被害が多かった南房総市はリチウムイオン蓄電システムを設置した家庭に上限10万円。東京・江東区なら太陽光発電システムに上限20万円、給湯器(エコキュート)に同4万円、燃料電池(エネファーム)に10万円だ。また、神奈川県は共同住宅にも最大100万円の補助金を出す。
(記事引用元:日刊ゲンダイDIGITAL)
需要高まる蓄電池、まずはその基礎知識をご紹介いたします。
蓄電池用語の基礎知識
蓄電池には、「特定負荷/全負荷」と「単機能/ハイブリッド機能」という区別があります。まずはその説明をさせてください。
特定負荷/全負荷
蓄電池には、停電時にどの電化製品に電気が使えるかが分かれています。特定負荷と全負荷といいます。
特定負荷 | 停電時にあらかじめ選んでおいたものに限定して電気が使える |
全負荷 | 停電時でも原則的に全ての電化製品が使える |
単機能/ハイブリッド機能
また、前回の記事でも言及しました、パワーコンディショナーの必要台数が蓄電池の機能により変わります。単機能とハイブリッド機能といいます。
単機能 | 蓄電池用と太陽光発電システム用のパワーコンディショナーが別々に必要 |
ハイブリッド機能 | 太陽光発電システム用と蓄電池用のパワーコンディショナーを一体型にした ハイブリッドパワーコンディショナーを用いるので、 パワーコンディショナーは1台で済む |
それでは、太陽光発電システムも販売する当社営業マンがお勧めする蓄電池をご紹介いたします。
デルタ電子 SAVeR-H
当社営業社員Mさん「デルタの蓄電池をお勧めしています」
全負荷かつハイブリッド機能を持つデルタの蓄電池は、FITによる売電収入依存からの脱却と、それを受けて増加するであろうハイブリッド蓄電池の需要に十分応えることができる製品です。
容量に関しても、3~4kWhの小型、5~6kWhの中型、7kWh以上の大型で比較すると、小型は容量が少なく蓄電池としての機能性をアピールするのに弱いこと、大型は重量であったり、施工の利便性などが考えられるため、DELTAの中型の蓄電池をお勧めします。
また、商流に関しても、例えばSHARPやニチコン、OMRONなどのメーカーの製品だと、すでに代理店が複数入っている等の事情から価格が高くなる傾向にありますが、当社はデルタの蓄電池をコストを最小限に抑えて調達できます。比較的安い価格でお客様に提供することができます。
住友電工 POWER DEPO ®Ⅲ
当社営業社員Gさん「住友電工の蓄電池をお勧めしています」
特定負荷の蓄電池です。エアコンの室外機ほどという業界最小、最軽量のサイズなので、ご自宅の裏手や出窓下、屋内階段下などのちょっとした空きスペースにも設置可能なのが特長です。コンクリート基礎工事が不要となり、最速半日(※)で設置できます。
※パンフレット「住友電工 家庭用蓄電システム POWER DEPO®Ⅲ」より
ご紹介した製品は、当社が扱っている製品のほんの一部です。住宅用の太陽光発電システムを導入するにあたっては、余剰売電メリットから購入電気削減メリットへ移行しつつある現在、お客様の設置環境に合わせた蓄電池、蓄電システムの選択がますます大事になってきています。
当社は、お客様のニーズに合わせたご提案をしております。太陽光発電システムのご検討の際には、是非当社までご連絡ください。